田んぼの学校・畑の学校 第2回

 7月に入り、第1回の活動で植えた里芋の苗も人参の苗も、恵みの雨を受けてぐんぐんと育っています。畑は一面の緑で、色々な作物が少しずつ花や実をつけ、児童生徒の目を楽しませています。

 2回目の畑の学校では、広い畑で3グループに分かれ、のびのびとした環境で人参の定植作業と白菜の種まき作業を行いました。

 小学部1~3年生グループは、人参の苗を畝に定植しました。県中農林事務所の方から苗ポットの扱い方を教えていただき、児童各々が慎重に作業を行いました。大きい芽が出てきたとはいえ人参の苗はとても繊細で、土が崩れないように丁寧に取り組んでいました。広い畝に植え替えられた人参はとてものびやかで、さらに元気になったような気がしました。

 小学部4~6年生児童、中学部生徒は、白菜の種を畝に直播しました。白菜の種はとても小さく、植える前にみんなでじっくりと観察しました。畝に開けられた穴に一人一人が撒いていき、作業を何度も繰り返すことでとても上手になりました。種や苗の特徴を理解しながら作業に取り組むことも、とても大切な学習です。

 これからどの作物も、夏の日差しをいっぱいに浴びて大きく育っていくことと思います。県中農林事務所の皆様のご指導のおかげで、児童生徒各々が作物の成長を見守っていく楽しさに気づくことができたと思います。