船引高等学校・たむら支援学校合同研修会

 8月2日(火)に船引高等学校教員と本校高等部教員による合同研修会を開催しました。

<テーマ>
「教科の在り方について考える~高等学校及び支援学校の専門性を活かして~」

<趣旨及び経緯>
 昨年度は、船引高等学校猪狩校長からの「高等学校にも特別支援教育の視点を広めたい」との思いを受け、地域支援センター担当者が研修協力という形で伺いました。今年度は、異校種が校舎を共有している環境をさらに活かしたいと考え、両校教員による合同研修会という形で実施しました。グループ協議を通して、教員同士が互いの専門性を学び合い、自校の指導に活かすことが目的です。

<研修報告>
今回は4グループに分かれて協議を行いました。
グループ協議前半は「高等学校における教科指導の工夫について」です。知識及び技能の定着に向けた工夫や思考力・判断力・表現力等を深めるための工夫等について、先生方の実践を具体的に伺いました。
グループ協議後半は「特別支援教育の視点による支援の在り方について」です。指導に悩んだ時には、「何に困難さがあるのかを見いだすこと」、「できない部分だけでなく、本人ができていること・うまくいっていることにも着目すること」で適切な支援につながることをポイントとして協議を進めました。実態の捉え方について具体的な視点を伝えたグループや、両校の連携の在り方についてビジョンをふくらませたグループ等があり、それぞれ活発な意見交換ができました。

<今後の予定>
2学期末には2回目の合同研修会を計画しています。今回の研修内容をヒントにして、教科指導・生徒支援をより良いものにしていきたいと思います。