「 たむら支援学校 校内研修 高等部類Ⅱグループ授業研究 」
高等部は「進路実現につながる生徒の『伝える力』を培うための授業づくり」をテーマに、研修を行っています。 今回は発表場面で緊張のみられる生徒に対して、安定した気持ちで活動に取り組めるように 自立の視点に配慮した授業を設定しました。
【教科等名】 総合的な探求の時間
【単元名】 「修学旅行へ行こう」
【単元目標】 ※クラスシート参照
【本時の目標とそれに対する評価】
<目標>体験したことを整理し、USJのおすすめアトラクションや食事について、自分の言葉で表現することができる。 [思考力、判断力、表現力]
≪対象生徒の学びの姿≫前時に教師が引き出した言葉を、付箋の中から選んで書いていた。 思い出そうとする姿が見られた。
<目標>USJに関する学習に主体的に取り組み、自分の気持ちや考えを相手に分かるように伝えようとしている。 [主体的に学習に取り組む態度]
≪対象生徒の学びの姿≫自分で書いた文章をいつもよりすらすらと読んでいた。 声の大きさや速さも適切だった。 「てきをたおす」という文のあとに「ところが楽しかったです。」と自分の言葉を付け加えて発表していた。
【今後の課題等】
◎発問や問いかけの工夫が必要。 答えが限定しないように、本人の言葉が出るのを待つことが必要。
◎語彙は多い生徒なので、緊張しない状態で話すことができるように今後も経験を積み重ねる。
【自立の視点】
≪心理的安定・環境の把握・コミュニケーション≫
・間違えることに抵抗感があるようなので、「間違えてもいい」という安心できる環境を作っていく。
・自己肯定感を高めることができるように、具体的に褒めていく。
・「音声で話して文字に変換」や「記憶の保持のためにメモ機能を使う」等、ICTを活用し、得意なことを伸ばし、苦手なことを補えると良い。
校内研修を通して、より質の高い授業実践を目指していきます。