校長あいさつ
令和6年度、たむら支援学校は開校から8年目を迎え、小学部52名、中学部21名、高等部39名、計112名の児童生徒が在籍、教職員75名体制でのスタートを切りました。
「学びを積み上げ、豊かな心と健やかな体を養い、自立と社会参加をめざし、地域の中で生き生きと活躍できる人間を育成する。」「進んで学ぶ力(知)」「思いやる心(徳)」「丈夫な体(体)」を学校教育目標に、将来、居住する地域の中で生き生きと活躍できる人間の育成と基盤づくりを進めて参ります。
学校経営方針の中で最も重視するのが、「学びの充実と変革」です。児童生徒一人一人の教育的ニーズを的確に把握し、自立活動の指導の充実を図るスタッフ会の実施、教科横断的な視点による資質・能力の育成等を重点事項とし具体的な取組を進め、学びの充実と変革を実現できるよう、授業づくりを進めて参ります。
また、本校で開設準備を進めている「あだち支援学校」が、令和7年度に開校することを視野に入れ、田村・安達、両地域の資源を有効に活用した体験学習や小・中学校、高等学校等との交流及び共同学習を充実させ、地域とのつながりをより強化して参ります。
さらに、高等部が併設されている船引高等学校との生徒同士の交流をより一層深めると共に、教員相互の専門性向上を図る合同研修会等を実施し、連携をさらに強化して参ります。
加えて、地域の小・中学校、高等学校等で学んでいる支援を要する子供たちへ適切な指導と必要な支援を施すことができるよう、本校地域支援センターが中心となり、田村・安達両地域への特別支援教育のセンター的機能を果たすことができるよう努めて参ります。
「あだち支援学校」開校まで1年を切り、新たな局面を迎える本校ですが、子供達が、毎日元気に通いたくなる、笑顔あふれる、夢を叶える学校づくりを、教職員一丸となって進めて参ります。
地域、関係各機関、保護者の皆様方には、引き続きご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
令和6年4月
たむら支援学校長 杉本 雅昭