「 たむら支援学校 校内研修 高等部1学年グループ授業研究 」
2022年11月18日 16時41分高等部は「進路実現につながる 生徒の『伝える力』を培うための授業づくり」をテーマに、研修を行っています。今回は授業の評価とともに、対象生徒の2~3年後の姿も考えながら、教科の学習で身に付けるべき資質や能力、自立活動の視点等について意見交換をしました。
【教科等名】 職業
【単元名】 「後期現場実習に向けて」
【単元目標】 ※クラスシート参照
【本時の目標とそれに対する評価】
<目標>教師と一緒により良い自己紹介について考えることができる。[知識及び技能]
対象生徒の学びの姿:「悪い例をみて、適切な言動に直そうとしていた。」
「自分で考えて発言していた。」
<目標>教師の例をみて、良い点や悪い点、相手に与える印象を考え、ワークシートに記入することができる。[思考力、表現力、判断力等]
対象生徒の学びの姿:「良い点と悪い点を判断し、ワークシートに自分の言葉で表現できていた。」
「相手に与える印象を表現できていた。」
<目標>よりよい自己紹介のポイントを踏まえて実践しようとしている。[主体的に学習に取り組む態度]
対象生徒の学びの姿:「よりよく自己紹介をしようとするために、自分でリハーサルをしていた。」
「緊張していても、最初に手を挙げるなど意欲的な姿が見られた。」
【今後の課題等】
◎他者とやり取りが上手にできるようになるために、様々な表現方法を獲得していく。
◎2~3年後は、自分で適切な表現方法(言葉や行動)を判断できるようになることが目標。
【自立の視点】
≪心理的安定≫
・具体的に説明をすることで見通しがもてるようにする。
・経験を積み重ねることで自信がもてるようにする。
≪人間関係の形成≫
・いろいろな考えがあることを授業や生活の中で知ることで、他者と関わったり人間関係を広げたりできるようにする。
≪コミュニケーション≫
・具体的場面を取り出し、視覚支援をもとに思考を整理したうえで、様々な行動ややり取りの方法を身に付けることができるようにする。
【まとめ】
◎高等部生は卒業後、様々な人と関わり合うことが予想される。学校内外や実習先以外の状況も想定して、ロールプレイしたり、パターン化したりして学べるようにしていく。
◎考える力のある生徒なので、より思考を深めるために言葉の力、文章力の広がりが必要。国語の時間の指導も重要である。