2024年10月の記事一覧
「中学部作業学習 上川崎和紙手漉き体験活動」
中学部では、10月24日に二本松にある上川崎和紙伝承館から講師の方にご来校いただき、上川崎和紙の手漉き体験活動を行いました。昨年に続き2回目で、県の森林計画課が企画している「ふくしまの森林文化出前講座」から講師を派遣していただいています。
今年は、新たに「溜め漉き」という技法を教えていただきました。漉き枠の中に適度に楮(こうぞ)を溜め、下から網を通して吸引機で脱水をする方法です。初めて体験する生徒にも取り組みやすく、楽しんで活動を行うことができました。皆、楮やトロロアオイのトロトロした手触りを感じながら、思い思いの厚みにはがきを仕上げていきました。脱水の終わった楮のはがきは思いのほか丈夫で、両手でつかんで持っても大丈夫なほどでした。
講師の遠藤様からは、上川崎和紙の由来や良さについてお話をいただき、皆興味をもってうなずきながら聞いていました。本校には安達地区からも多くの生徒が通っており、地元の伝統産業についての理解が深まる、とても良い機会となりました。
講師の皆様、ありがとうございました。
「中学部 稲刈り体験(社会科)」
10月7日(月)、中学部1-1、2-1、3-1の生徒13名が、三春町の「ファームパークいわえ」へ出かけ、稲刈り体験をしました。こちらでは、5月17日に田植え体験をさせていただいており、今回も同じ田んぼで稲刈りを体験させていただきました。
「ファームパークいわえ」では、毎年田んぼアートを開催しており、今年は三春城や愛姫、「みはる」の文字が彩られて美しい風景が広がっていました。
本校生徒は、その「みはる」の文字の真上の部分を稲刈りさせていただきました。「ファームパークいわえ」を運営する方々から、鎌の持ち方、1回分の稲の量、刈った稲の置き方などを教えていただきながら、一人一人が稲刈りに取り組みました。
前日まで雨が降っていたため、田んぼがあちこちぬかるんでおり、長靴を履いていても足が取られて動きづらかったのですが、生徒たちは果敢に一足ごとに前に進み、用意してくださった田んぼの稲刈りを最後までやり遂げることができました。
田植えから稲刈りまで体験させていただくことにより、お米ができる過程について、生徒たちの記憶に残る貴重な体験をすることができました。「ファームパークいわえ」の皆さん、ありがとうございました。
「中学部1―2、2・3-2、3-3 稲刈り体験(社会科)」
10月2日(火)、大玉村にて、あだたら直売所店長の矢吹さんを始め、「あだたらアグリサービス」の伊藤さんなどのご協力のもと、5月に田植えをした田んぼで稲刈りの体験をさせていただきました。矢吹さんや伊藤さんには、鎌を使っての稲刈りの仕方を教えていただき、生徒たちは収穫の喜びや稲刈りの楽しさを感じながら体験をすることができました。大玉村のお米の美味しさの秘密は「安達太良山から流れる美味しい水」、「大玉の空気と土」そして「育てる人の愛情」だそうです。
今回も大玉村の皆さんに温かく迎え入れていただき貴重な体験ができました。また、お土産として、同じ田んぼで収穫された新米をいただきました。田植えの時の写真がプリントしてある素敵なパッケージで、生徒たちは稲作から美味しいお米ができることを実感しました。大玉村の皆さんありがとうございました。