2023年1月の記事一覧

「第一回給食献立コンテスト」表彰を行いました

【献立の部】

『最優秀賞』『絶対一度は食べてみたいで賞』(校長)  高等部3年1組 鈴木 美咲 

『彩りがきれいで賞』(給食主任)            小学部4年2組 北見 唯 

『バランスがイイ!!で賞』(小山教頭)         高等部2年2組 佐藤 翔太

【一品の部】 

『暑さに勝つ!で賞』(食育コーディネーター)ナスとモロッコいんげんのポン酢炒め

中学部2年2組 佐久間 祥太 

『手早くできるで賞』(栄養士)ピーマンのツナあえ    中学部3年1組 小松 彩姫

『手早くできるで賞』(栄養士)むげんもやし       小学部5年2組 髙橋 朋希 

『たべてみたいで賞』(佐々木教頭)追いチーズトッポギ  高等部1年1組 中野 琉生 

『秋の味覚楽しみま賞』(高等部家庭科)まるごとサツマイモのみそバター炊き込みご飯

                                                                                                  高等部3年1組 遠藤 智美

 

高等部は22日、小・中学部は12月23日の2学期終業式終了後、表彰式を行いました。

生徒たちの考えたメニューは2学期の給食で登場し、作り方や材料、味などへの関心を持つきっかけにもなりました。ご家族の方のご協力にも感謝しております。今後も、栄養たっぷりのおいしい給食を目指していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『最優秀賞』『絶対一度は食べたいで賞』

 

「 たむら支援学校 校内研修 小学部低学年グループ授業研究 」

 小学部は『「伝えたい」気持ちを育て、伝える手段や相手を広げる授業づくり』をテーマに、研修を行っています。「思考力・判断力・表現力等」の資質・能力を育むための「しかけ」を盛り込んでいくことで児童の「伝えたい」という気持ちを高めるとともに、様々な伝え方を経験することで伝わる喜びや楽しさを体験できる、という構想のもと、授業を設定しました。

 

【教科等名】 体育

【単元名】  機械・器具を使っての遊び(マット・跳び箱運動遊び)

【単元目標】 ※クラスシート参照

クラスシートプラン(小学部低学年).pdf

【各教科の「見方・考え方」を働かせるための「しかけ」の例】(本時)

しかけ① 動きのイメージをつかみやすくするために、動物の動きや身近な分かりやすい動きに例えて、絵カードで提示する。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかけ② 動きに応じたオノマトペを用いて言葉の支援をする。

 

 

 

 

 

 

【本時の目標とそれに対する評価】

<目標>教師と一緒に、跳び箱のまたぎ乗りができる。[知識・技能]

<評価>・正しい位置に手をつき、教師の言葉掛けでできていた。

 

 

 

 

 

 

<目標>マットや跳び箱を使った運動を通して、楽しいことを笑顔や教師とタッチで表現することができる。[思考力・表現力・判断力等]

<評価>・笑顔が見られた。満足感や自信が読み取れた。教師とのタッチができていた。

 

<目標>自分の気持ちを絵カードで表現することができる。[思考力・表現力・判断力等]

<評価>・「楽しかった」カードを選択していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

<目標>「笛の合図でスタートする」や「座って待つ」の約束を守り、楽しく運動をしようとしている。[主体的に学習に取り組む態度]

<評価>・合図を聞いてスタートしていた。

    ・順番まで一人で待つ姿が見られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

【今後の課題】

◎目標を1段階から2段階へ上げることを検討していく。動きの種類に関しては不十分なところもあるので、体を支える動きやいろいろな転がり方、登り降り等に取り組む。

 

【自立の視点について】

 ≪コミュニケーション≫

・絵カードと経験(動き)の一致を図る。

・絵カード、指さし、発声、文字等様々な手段を用いて気持ちを伝える、伝わる経験を増やしていく。

 

【指導助言】

〇活動の流れ、視覚的支援、TTの連携、場の設定が工夫されよくできていた。準備運動で動画を見せるのが効果的だったので、振り返り場面でも録画した自分の動きを見せるなど、さらにICTを活用できると良い。

〇体育として、身体を十分に動かしてほしい。またぎ乗りは開脚跳びの前段階であるように、一つ一つの動きが今後どのように発展するかも念頭において取り組んでほしい。

 

 

「 たむら支援学校 校内研修 中学部Aグループ授業研究 」

 中学部は『自分の考えや思いをもち、伝えあいながら考えを広げ、活用することができる授業づくり』をテーマに、研修を行っています。相手とのやり取りの中で、自ら考え、気付いたことなどを表現する経験を積むことで、伝える方法の理解や伝え方の技能の獲得、向上、定着につながるのではないか、という仮説のもと、授業を設定しました。

 

【教科等名】 生活単元学習(理科、国語)

【単元名】  磁石の性質

【単元目標】 ※クラスシート参照

01 クラスシートプラン(合わせた指導).pdf

【各教科の「見方・考え方」を働かせるための「しかけ」の例】(本時)

しかけ① 選択肢を提示し、自分の考えを相手に伝えやすくする。

 

 

 

 

 

 

しかけ② 磁石等を操作する時間を十分に確保するとともに、身近な素材を使って予想を立てやすくする。

 

 

 

 

 

 

しかけ③ 友だちの考えを教師が復唱して伝え、考えを共有したり、様々な意見があることに気付いたりできるようにする。

 

 

 

 

 

 

しかけ④ 学びを可視化して提示する。予想が正解にならなくても、「予想と違ったけど、分かった。」という感覚を身に付けることができるようにする。

 

 

 

 

 

 

【本時の目標とそれに対する評価】※本時は理科の目標を設定

 <目標>磁石は離れていても物を動かすかを調べて記録し、磁石の力は物を挟んでも働くことが分かる。[知識及び技能]

生徒の学びの姿:実験結果を記録に取っていた。

 

  <目標>実験を通して気付いたことを発表したり、友だちの意見を聞いて考えたりすることができる。[思考力・判断力。表現力等]

 生徒の学びの姿:実験の意図を理解し、シールを貼ることで自分の意見を伝えていた。友だちの意見を聞いて参考にしたかどうかは見取れなかった。

 

 <目標>自分なりの根拠をもって予想を立て、進んでいろいろなものに磁石をつけて調べようとする。[主体的に学習に取り組む態度]

 生徒の学びの姿:進んで行動することは難しい様子だったが、いろいろなものに磁石をつけて調べようとしていた。何を根拠に予想していたかは、判断が難しい。

 

【今後の課題等】

◎磁石についての学習の積み重ねが必要ではないか。生徒の疑問を受けて、発展させた実験に取り組んでも良い。

◎全体で確認する前に、予想や結果について友だちとペアで確認することで、自分の考えを広げたり深めたりすることができるのではないか。

 

【自立の視点】

 ≪対人関係の形成≫

・自ら発言者に注意を向けることが難しい場合は、個別に言葉掛けを行い、注意を向けるようにしてから話すようにする。

 ≪コミュニケーション≫

・選択肢を提示しつつ、教師とのやり取りを通して、自分の考えを表現できるようにする。

 

校内研修を通して、より質の高い授業実践を目指していきます。

「 たむら支援学校 校内研修 高等部類Ⅱグループ授業研究 」

 高等部は「進路実現につながる生徒の『伝える力』を培うための授業づくり」をテーマに、研修を行っています。 今回は発表場面で緊張のみられる生徒に対して、安定した気持ちで活動に取り組めるように 自立の視点に配慮した授業を設定しました。

 

【教科等名】 総合的な探求の時間

【単元名】  「修学旅行へ行こう」

【単元目標】 ※クラスシート参照

01 クラスシートプラン(高類Ⅱ総合).pdf

 

【本時の目標とそれに対する評価】

<目標>体験したことを整理し、USJのおすすめアトラクションや食事について、自分の言葉で表現することができる。 [思考力、判断力、表現力]

≪対象生徒の学びの姿≫前時に教師が引き出した言葉を、付箋の中から選んで書いていた。 思い出そうとする姿が見られた。

 

 

 

 

 

<目標>USJに関する学習に主体的に取り組み、自分の気持ちや考えを相手に分かるように伝えようとしている。 [主体的に学習に取り組む態度]

≪対象生徒の学びの姿≫自分で書いた文章をいつもよりすらすらと読んでいた。 声の大きさや速さも適切だった。 「てきをたおす」という文のあとに「ところが楽しかったです。」と自分の言葉を付け加えて発表していた。

 

【今後の課題等】

◎発問や問いかけの工夫が必要。 答えが限定しないように、本人の言葉が出るのを待つことが必要。

◎語彙は多い生徒なので、緊張しない状態で話すことができるように今後も経験を積み重ねる。

 

【自立の視点】

≪心理的安定・環境の把握・コミュニケーション≫

・間違えることに抵抗感があるようなので、「間違えてもいい」という安心できる環境を作っていく。

・自己肯定感を高めることができるように、具体的に褒めていく。

・「音声で話して文字に変換」や「記憶の保持のためにメモ機能を使う」等、ICTを活用し、得意なことを伸ばし、苦手なことを補えると良い。

 

 校内研修を通して、より質の高い授業実践を目指していきます。