2024年7月の記事一覧

保健部 給食・食育係「6・7月の特別メニュー」の紹介

 梅雨が明け、猛烈な暑さの日が続いています。7月19日に1学期終業式を迎え、楽しみにしていた夏休みが始まりました。今回は1学期後半に提供した特別メニューを紹介します。湿気や夏の気温の上昇から体を守るためにも、バランスの取れた食生活が大切です。食欲がなくなったり、つめたい物を多く摂ってしまったりすることも見られがちなので、バランスを考えつつおいしく食べられる献立を心掛けました。

<6月4日(火)『よくかんでねメニュー』>

献立:ご飯、牛乳、アジの南部焼、筑前煮、飛鳥汁、みそまめ

 健康な歯を保つと、年をとってからもおいしく楽しく食事ができます。ずっとおいしく食べるために歯を大切にしましょう。 よくかんで食べることも歯と口の健康を保つために、心がけたいことの一つです。また、歯を強くするために必要なカルシウムたっぷりの献立です。

 

<6月14日(月)食育の日『福島県の食材を使ったメニュー』>

献立:ごはん、牛乳、カジキカツ、アスパラガスのカラフルソテー、なめこ汁、

ピーチコンポート

 福島県では、キュウリ、さやいんげんをはじめ様々な野菜や果物が栽培されています。中でも、果物の桃は全国で2位の生産量を誇っています。6月の食育の日の献立では、デザートの桃のコンポートをはじめ、いわき市で水揚げされたカジキ、県内で栽培されたアスパラガス、ブロッコリー、なめこなど、福島県の食材にこだわった献立を考えました。学校や家の周囲でも様々な野菜が育てられています。給食で登場した野菜もなじみのある野菜がたくさんあったことに気づいたことと思います。

 

<7月5日(月)食育の日『たなばたのメニュー』>

献立:ごはん、牛乳、星型メンチカツ、たなばた汁、たなばたデザート(パインゼリー)

 七夕の行事食といえば、日本の夏の風物詩とも言えるツルっとおいしい「そうめん」を思い出す方が多いと思います。七夕にそうめんが食べられるようになった由来はとても古く、なんと古代中国の話にまでさかのぼります。 
 古代中国の時代に、帝の子供が7月7日に熱病で亡くなりました。その亡くなった子供が、霊鬼神となって熱病を流行らせました。そこで、生前にその子の好物だった「索餅(さくべい)」をお供えしたところ、その熱病がおさまりました。中国伝来の縄のように編み上げた小麦粉のお菓子のようなもの「索餅」が、時代と共に形を変え、奈良時代に日本にも伝えられました。一般にも広がっていき、同じ小麦粉で作られた「そうめん」が七夕に食べられるようになり、「7月7日にそうめんを食べると1年間無病息災で過ごせる」という言い伝えになりました。給食では、たなばた汁のそうめんで無業息災を願いました。

 

<7月18日(木)食育の日『夏を元気に過ごそう献立』>

献立:ごはん、牛乳、豚肉の梅みそ焼き、小松菜のごまあえ、トマトスープ

メロンシャーベット

 30度を超える暑さや湿度の高い日が続いています。そのため、体力が低下したり、食欲不振などの不調を感じたり、「夏バテ」の症状が出てしまうことがあります。

 ビタミン類をたっぷり含んだトマト、なす、ピーマンなどの夏野菜で体の調子を整え、梅の酸味で食欲を増進させ、熱中症をふせぎましょう。

 

児童生徒の間で、人気だったメニュー、珍しくて話題になったメニューの紹介

 

〈6月17日(月)「タコライス」〉 

 

 6月26日(水)「しょうゆラーメン」〉

 

<7月12日「セルフハンバーガー(バンズパン、ハンバーグ)」>

『ハンバーガー、おいしくって自然と笑顔になりました(中学部3年1組)』

 

 

 

「令和6年度 小・中学部 第一学期終業式」

 7月19日(金)春山校舎で小・中学部の第一学期終業式を行いました。

 校長先生のお話では、一学期の活動の様子を小学部、中学部それぞれ写真で振り返りました。また、夏休みの過ごし方について「しっかり食べて、しっかり睡眠、しっかり運動の三つを意識して、元気に楽しく夏休みを過ごしてください。」とお話があり、児童生徒はイラストを見ながらよく話を聞いていました。

 「一学期がんばったこと」では、小・中学部それぞれの代表が発表しました。小学部は、スライドに合わせて楽しかったことや頑張ったことなどを上手に発表しました。中学部は、田植えや運動会など楽しかったことを映像やタブレットの読み上げアプリを活用して発表しました。

 みんな頑張った1学期。2学期もいろいろな学習に取り組んでいきましょう!

研修部 授業研究の様子

<高等部 自立活動 『相手の心を読み取ろう』>

 他者の感情は、見ただけではわからないことに気付くとともに、他者の行動の背景を考えながら、適切な言葉をかけたり、行動できたりすることができるようになることをねらいとした授業研究を行いました。

「怒っているのかな。」「困っているように見える。」など、人物の表情を見て、気持ちを推測します。

 自分の考えを級友に伝えます。共感したり、異なる考えを知ったりして思考の広がりを得ます。

 映像を見て、人物の表情の理由を知ります。人の感情を考える際には、その人の背景を知ることが大切であることに気づきました。

 授業の事後検討会では、指導内容や指導方法についての反省と、今後の授業展開について意見交換が行われました。

 

研修部 授業研究の様子

 <高等部 自立活動 『相手に伝える方法を工夫しよう』>

 場面に応じたコミュニケーションを図ることができるようになるために、伝達方法を自分で選択して、気持ちや考えを伝えられるようになることをねらいとした授業研究を行いました。

 自分の目標を確認することで、学習の意義を理解して授業に臨みます。

 伝えたい事柄をどの手段で表現するか、生徒が主体的に判断しています。

 「自分のことを分かってくれる。」という教師への信頼感により、伝えたい思いがあふれてきます。授業が盛り上がりました。

 授業の事後検討会では、授業の振り返りを行うとともに、個別の指導計画とのつながりや今後の指導方法等について意見交換が行われました。