各部より
第2回 船引高等学校・たむら支援学校合同研修会
日 時:2月7日(火)
テーマ:「生徒指導について考える~高等学校及び支援学校の専門性を活かして~」
参加者:船引高等学校教員 27名
本校高等部教員 14名
今年度8月には「教科指導」をテーマにして、初めての合同研修会を実施しました。2回目となる今回は、それぞれが日頃感じている生徒指導上の難しさについて意見交換をしました。生徒理解や効果的な指導・支援の仕方について様々な意見が出され、両校の教員からは「有意義な時間だった」「話し足りないと感じるくらいだった」などの感想が聞かれました。
開会式の中で、船引高等学校猪狩校長からは「この研修会を生かして両校の教員がさらに交流を深めてほしい」「高等学校と特別支援学校が校舎を共にしている環境を大いに生かしてほしい」とのお言葉をいただきました。今後も、お互いの専門性を生かして、日常的に連携し合える関係を目指していきたいと思います。
保健部 「1月の特別メニュー紹介」
<1月19日(木)食育の日 食物繊維たっぷりメニュー>
献立:ごはん、牛乳、あつやきたまご、もやしとハムの酢の物、さつまいも入り豚汁、みかんゼリー
食物繊維は、人間の消化酵素では消化できない成分で、エネルギーにはなりませんが体に良い働きがあります。まず、腸内環境を整え、便秘の解消に役立ちます。他にもコレステロールの吸収を妨げ、血糖値の急激な上昇を抑えるため、生活習慣病を防ぐ大切な役割があることがわかり、今では第6の栄養素と呼ばれるまで大切な成分となっています。また、食物繊維は植物性の食品に多く含まれています。玄米やライ麦パン、そばなどの穀物や様々な豆類、ごぼうなどの根菜、ほうれん草などの野菜類、しいたけやしめじなどのきのこ類、さつまいもや里芋などの芋類、干し柿やレーズンなどの果物に多く含まれるのが特徴です。今回のさつまいも入り豚汁は、さつまいも、しめじ、大根など食物繊維が豊富に含まれている食べ物が使われています。
<1月24日(火)学校給食週間献立 福島県の郷土食>
献立:いかにんじんごはん、牛乳、チキンカツ、花野菜サラダ、ざきざく汁、りんご
今回の献立は、福島県の郷土料理を取り入れました。「いかにんじん」は福島県北部の郷土料理で、昔は年末年始に食べられていたようです。そんないかにんじんを混ぜご飯にアレンジしました。「ざくざく汁」は、郷土料理で古くから作られてきました。「ざくざく」という名前は、材料をザクザク切って煮込んだからとか、黄金がザクザクたまるようにとの縁起を担いだ名前だともいわれています。
<1月26日(木)学校給食週間献立 福島県の食材を使った献立>
献立:ごはん、牛乳、青じそ入りとりつくね、がんもの五目煮、なめこのみそ汁、りんごゼリー
今回の献立には、福島県内で取れた食べ物をたくさん使っています。青じそ入り鶏つくねの鶏肉、がんもの五目煮の大根、なめこのみそ汁のネギ、なめこ、豆腐の材料の大豆、りんごゼリーのりんごが福島県の食材になります。福島県産の食材を食べてこの冬も元気に乗り切りましょう。
1月24日(火)から30日(月)は全国学校給食週間です。
給食の始まりは、明治22年山形県鶴岡市の私立忠愛小学校で行われたといわれています。この時の献立は、おにぎり、塩鮭、菜の花のつけものだったようです。貧しくて生活に困っている子どもたちを対象に無償で出されたものでした。現在は子どもたちの健康の増進や体位の向上、食育など考え提供されています。
食育の日食物繊維たっぷりメニュー 福島の郷土食 福島県の食材を使ったメニュー
「 たむら支援学校 現職教育 全体報告会を開催 」
今年度も昨年度に引き続き、「児童生徒の学びを深める授業づくり~伝える力を培うために~」というテーマで、「思考力・判断力・表現力等」の資質・能力の育成をメインに、自立活動の視点を取り入れた授業作りについて研修を進めてきました。今年度は、授業の評価だけでなく、単元評価を行うことで、児童生徒がその単元を通して何ができるようになったのかを明らかにしました。
1月30日(月)に開催された「現職教育全体報告会」では、それぞれのグループで実践した研究授業の紹介と、伝える力(思考力・判断力・表現力等)について、単元を通してどのような成果と課題があったかを中心に報告を行いました。
また、校長先生からは、今年度の研修の成果と、今後期待することについて指導・助言をいただきました。
今年度の成果を生かし、今後の教育実践につなげていきたいと思います。
「第一回給食献立コンテスト」表彰を行いました
【献立の部】
『最優秀賞』『絶対一度は食べてみたいで賞』(校長) 高等部3年1組 鈴木 美咲
『彩りがきれいで賞』(給食主任) 小学部4年2組 北見 唯
『バランスがイイ!!で賞』(小山教頭) 高等部2年2組 佐藤 翔太
【一品の部】
『暑さに勝つ!で賞』(食育コーディネーター)ナスとモロッコいんげんのポン酢炒め
中学部2年2組 佐久間 祥太
『手早くできるで賞』(栄養士)ピーマンのツナあえ 中学部3年1組 小松 彩姫
『手早くできるで賞』(栄養士)むげんもやし 小学部5年2組 髙橋 朋希
『たべてみたいで賞』(佐々木教頭)追いチーズトッポギ 高等部1年1組 中野 琉生
『秋の味覚楽しみま賞』(高等部家庭科)まるごとサツマイモのみそバター炊き込みご飯
高等部3年1組 遠藤 智美
高等部は22日、小・中学部は12月23日の2学期終業式終了後、表彰式を行いました。
生徒たちの考えたメニューは2学期の給食で登場し、作り方や材料、味などへの関心を持つきっかけにもなりました。ご家族の方のご協力にも感謝しております。今後も、栄養たっぷりのおいしい給食を目指していきたいと思います。
『最優秀賞』『絶対一度は食べたいで賞』
「 たむら支援学校 校内研修 小学部低学年グループ授業研究 」
小学部は『「伝えたい」気持ちを育て、伝える手段や相手を広げる授業づくり』をテーマに、研修を行っています。「思考力・判断力・表現力等」の資質・能力を育むための「しかけ」を盛り込んでいくことで児童の「伝えたい」という気持ちを高めるとともに、様々な伝え方を経験することで伝わる喜びや楽しさを体験できる、という構想のもと、授業を設定しました。
【教科等名】 体育
【単元名】 機械・器具を使っての遊び(マット・跳び箱運動遊び)
【単元目標】 ※クラスシート参照
【各教科の「見方・考え方」を働かせるための「しかけ」の例】(本時)
しかけ① 動きのイメージをつかみやすくするために、動物の動きや身近な分かりやすい動きに例えて、絵カードで提示する。
しかけ② 動きに応じたオノマトペを用いて言葉の支援をする。
【本時の目標とそれに対する評価】
<目標>教師と一緒に、跳び箱のまたぎ乗りができる。[知識・技能]
<評価>・正しい位置に手をつき、教師の言葉掛けでできていた。
<目標>マットや跳び箱を使った運動を通して、楽しいことを笑顔や教師とタッチで表現することができる。[思考力・表現力・判断力等]
<評価>・笑顔が見られた。満足感や自信が読み取れた。教師とのタッチができていた。
<目標>自分の気持ちを絵カードで表現することができる。[思考力・表現力・判断力等]
<評価>・「楽しかった」カードを選択していた。
<目標>「笛の合図でスタートする」や「座って待つ」の約束を守り、楽しく運動をしようとしている。[主体的に学習に取り組む態度]
<評価>・合図を聞いてスタートしていた。
・順番まで一人で待つ姿が見られた。
【今後の課題】
◎目標を1段階から2段階へ上げることを検討していく。動きの種類に関しては不十分なところもあるので、体を支える動きやいろいろな転がり方、登り降り等に取り組む。
【自立の視点について】
≪コミュニケーション≫
・絵カードと経験(動き)の一致を図る。
・絵カード、指さし、発声、文字等様々な手段を用いて気持ちを伝える、伝わる経験を増やしていく。
【指導助言】
〇活動の流れ、視覚的支援、TTの連携、場の設定が工夫されよくできていた。準備運動で動画を見せるのが効果的だったので、振り返り場面でも録画した自分の動きを見せるなど、さらにICTを活用できると良い。
〇体育として、身体を十分に動かしてほしい。またぎ乗りは開脚跳びの前段階であるように、一つ一つの動きが今後どのように発展するかも念頭において取り組んでほしい。