各部より

「 たむら支援学校 校内研修 小学部高学年グループ授業研究 」

 小学部は『「伝えたい」気持ちを育て、伝える手段や相手を広げる授業づくり』をテーマに、研修を行っています。「伝える力」の土台となる「伝えたい気持ち」を育むため、単元設定や「しかけ」について意見交換をしました。

 

【教科等名】 生活単元学習(国語、図画工作、生活)

【単元名】  「修学旅行に行こう!」~修学旅行事後学習

【単元目標】 ※クラスシート参照

 

【事前検討会】

◎本校で使用している『クラスシート・プラン』をもとに、単元計画や目標、対象児童の「本時の目標」、自立活動の視点を踏まえた「配慮・手立て」について話し合いました。

 

【本時の目標】※本時は国語の目標を設定

 ○自分がしたことや感じた気持ちなどを言葉で表す働きがあることに気付くことができる。[知識及び技能]

 ○経験したことを思い浮かべ、伝えたいことを考えることができる。[思考力、表現力、判断力等]

 ○思い浮かべた経験したことを、言葉や絵で表現しようとしている。[学びに向かう力・人間性]

 

【研究授業の様子】

◎修学旅行の写真を見て活動を確認したり、楽しかったことを発表したりしました。

しかけ①画像は精選して提示する。

 

 

 

 

 

 

しかけ②描いた絵をもとにやり取りをして言葉を引き出すようにする。

 

 

 

 

 

しかけ③気持ちや様子を表す言葉を文字カードに書き、イメージを言語化できるようにする。

 

 

 

 

 

 

【事後検討会】

◎児童の学ぶ姿をもとに『目標が達成できたかどうか』、『今後の課題は何か』、『自立活動の視点を踏まえた「配慮・手立て」の妥当性や改善点』について話し合いました。

  教員同士で授業のアイデアや改善策等について話し合う中で、授業者はもとより教員一人一人が学び、考えを深めることができました。

 

 

 

 

 

 

校内研修を通して、より質の高い授業実践を目指していきます。

 クラスシートプラン 

 クラスシートプラン(略案).

保健部 「9月の特別メニュー」の紹介

<9月7日(水)お月見献立>

献立:ごはん、スコッチエッグ、しらす和え、月見汁、月見団子

 旧暦の8月15日と9月13日はそれぞれ十五夜、十三夜といわれています。

十五夜には「さといも」十三夜には「まめ」が供えられることから、それぞれ「いも名月」「まめ名月」ともいわれています。お月見にはすすきや団子が供えられます。また、栗や柿、梨など秋にとれた食べ物も供えられます。今回は、たまごをお月様に見立てたスコッチエッグ、エビ団子が入ったお月見汁、さつまいもを使ったあんの入った月見団子を献立にとり入れました。

 

 

 

 

 

 

<9月14日(水)ふるさとメニュー>

献立:ごはん、伊達鶏の和風ソースがけ、ごま酢和え、けんちん汁 梨

 今回は、学校がある田村市の都路地区に伝わる「かけ菜」を使った「けんちん汁」を献立に取り入れました。「かけ菜」は、大根の葉っぱを干して作る保存食です。ビタミン・ミネラル・カロチンがたくさん詰まっています。そのほか、

伊達市で作られている伊達鶏に福島県内で収穫されたきのこや野菜をソースにした「伊達鶏の和風ソースがけ」、県内で収穫された「梨」を献立に使用しました。

 

 

 

 

 

 

 

<9月20日(火)食育の日メニュー 塩分控えめメニュー>

献立:ごはん、魚のピザソース焼き、りっちゃんサラダ カレースープ

 運動不足や夜型生活または偏った食生活などが原因で引き起こされる、糖尿病、高脂血症、高血圧症などの病気を生活習慣病と言います。将来そのような病気にならないためにも、うすあじ(塩分控えめ)を心掛けた食生活をすることが大切です。塩分を控える料理を作る時に、今回は香辛料を利用する方法を献立に取り入れました。「魚のピザソース焼き」にハーブのオレガノやバジル「カレースープ」には、ターメリック、クミンなどのスパイスで作られているカレー粉を使用しています。塩を控えめにするので、物足りなくなった味を引き締め、風味を引き立てるのでおいしく食べることができます。

「船引町灯籠流し花火大会に参加しました。」

 8月21日(日曜日)船引町の灯籠流し花火大会が開かれました。3年ぶりの開催で、本校からは小中学部がミニ灯籠を高等部が中型灯籠を流しました。

家族への思いや自分の願い、田村市について調べたことを絵や文字などで灯籠に描き、当日の夕方、船引町の街中を流れる大滝根川に流しました。

 船引町を挙げての灯籠流しは、一部コロナ感染症予防のため規模が縮小されたところもありましたが、夏の終わりを彩るにぎやかな灯籠流しになりました。

 そして、今回高等部で作った中型灯籠は、見事金賞を受賞しました。高等部の皆さん、おめでとうございました。

船引高等学校・たむら支援学校合同研修会

 8月2日(火)に船引高等学校教員と本校高等部教員による合同研修会を開催しました。

<テーマ>
「教科の在り方について考える~高等学校及び支援学校の専門性を活かして~」

<趣旨及び経緯>
 昨年度は、船引高等学校猪狩校長からの「高等学校にも特別支援教育の視点を広めたい」との思いを受け、地域支援センター担当者が研修協力という形で伺いました。今年度は、異校種が校舎を共有している環境をさらに活かしたいと考え、両校教員による合同研修会という形で実施しました。グループ協議を通して、教員同士が互いの専門性を学び合い、自校の指導に活かすことが目的です。

<研修報告>
今回は4グループに分かれて協議を行いました。
グループ協議前半は「高等学校における教科指導の工夫について」です。知識及び技能の定着に向けた工夫や思考力・判断力・表現力等を深めるための工夫等について、先生方の実践を具体的に伺いました。
グループ協議後半は「特別支援教育の視点による支援の在り方について」です。指導に悩んだ時には、「何に困難さがあるのかを見いだすこと」、「できない部分だけでなく、本人ができていること・うまくいっていることにも着目すること」で適切な支援につながることをポイントとして協議を進めました。実態の捉え方について具体的な視点を伝えたグループや、両校の連携の在り方についてビジョンをふくらませたグループ等があり、それぞれ活発な意見交換ができました。

<今後の予定>
2学期末には2回目の合同研修会を計画しています。今回の研修内容をヒントにして、教科指導・生徒支援をより良いものにしていきたいと思います。

 

   

   

令和4年度 たむら支援学校後援会役員会・総会

 7月22日(金)令和4年度福島県立たむら支援学校後援会の役員会・総会を開催いたしました。総会は、感染対策を講じた上で3年ぶりの開催となりました。

 令和3年度の事業報告とともに、今年度の事業計画について審議されました。10月に開催される「全国障害者スポーツ大会 栃木大会」出場生徒への参加助成金が支出されることとなりました。

 今年度も児童生徒の教育活動の充実のため、皆様の御理解と御支援をよろしくお願い申し上げます。

「令和4年度PTA第1回学習会」開催(渉外部)

 7月1日(金)にPTA教養委員会主催の第1回学習会が開催されました。

 講師に本校薬剤師でもある有限会社みはる調剤薬局代表取締役の濱田雅博氏を迎え、「子どもたちを守るための食育」という演題で御講演いただきました。

 ユーモアを交えた、とてもわかりやすいお話をいただき、和やかな雰囲気の中での学習会となりました。また、日々の食事の大切さを改めて認識することができました。

 

 

「6月の特別メニュー」の紹介

 <6月3日(金)カミカミ献立メニュー>

献立:ごはん、あじのアーモンドフライ、和風サラダ、青菜のみそ汁、むらさきいもチップス

 食べ物をよく噛むことで効果的なことが三つあります。一つ目は噛むことで唾液が出ます。唾液には消化を助けたり細菌を減らしたり虫歯を予防したりする働きがあります。二つ目は、よく噛むことで満腹中枢が働き食べすぎを防ぎ肥満予防にも効果があります。三つめは、噛むことで脳の血の巡りが良くなり脳の記憶をする場所が刺激されるので、記憶力が高まるといわれています。このように噛むことにはたくさんの良いことがあります。普段からよく噛んで食べましょう。

 

 

 

 

 

 

<6月20日(月)食育の日 北海道の郷土料理・食べものたっぷりメニュー>

献立:ごはん、鮭のちゃんちゃん焼き、昆布とさつま揚げの煮物、どさんこ汁、モーモーゼリー

 「ちゃんちゃん焼き」は鮭などの魚を野菜や山菜と一緒に鉄板で蒸し焼きにした料理で北海道の全域で食べられている猟師料理です。副菜の昆布とさつま揚げの煮物は北海道でたくさんとれる昆布を使って煮物にしました。じゃがいもは国内の70%をとうもろこしは国内の50%が北海道で作られています。汁物は、そんなじゃがいもやとうもろこしを使った「どさんこ汁」にしました

渉外部より「PTA厚生委員会・第2回役員会の開催」

 7月1日(金)にPTA厚生委員会第2回役員会を開催しました。

 厚生委員会は家庭科室で行いました。感染症対策により活動の中止が続き、3年ぶりの委員会開催となりました。今回は、自己紹介を行った後、「PTAバザーのアンケートの結果」を基にバザーの開催について話し合いました。

厚生委員会

 

 厚生委員会終了後は、音楽室で第2回PTA役員会を開催しました。

 各委員会委員長からこれまでの活動報告や今後についての検討事項などを話していただきました。特に、特P連の要望活動の事案では、「地域で共生する」ことについて深い話し合いとなりました。皆様のご意見をまとめ、たむら支援学校の声を事務局へ届けたいと思います。

 暑い中、学校に足を運んでいただきありがとうございました。

令和4年度PTA役員 令和4年度第2回役員会

 次回は10月6日(木)に奉仕作業、専門委員会、役員会が予定されています。

保健部「5月の特別メニュー」

5月2日(月)こどもの日メニュー

献立:たけのこごはん 鯛型玉子焼き みそドレッシング和え ささみと野菜のすまし汁 

            かしわもち

 こどもの日メニューとして、かしわもちと鯛型の玉子焼きを献立にとり入れました。かしわもちのかしわの葉っぱは、新しい芽が育つまで古い葉っぱが落ちないことから、子どもが元気に成長することを願い、子どもの日に食べられています。また、玉子焼きはこいのぼりをイメージしてお魚の形をしています。こいのぼりは、男の子の健康や出世を願い、庭に揚げられます。みなさんも元気に健やかに過ごせますようにと願いを込めました。

 

 

 

 

 

 

5月19日(木)『食育の日メニュー』福島の料理・食べ物たっぷりメニュー

献立:ごはん 鮭の照り焼き ひきないり 豚汁 県産りんごコンポート

 今月の「食育の日メニュー」は、福島県の郷土料理や県内で採れた食べ物を使ったメニューです。ごはんは、田村市のひとめぼれというお米を炊いています。昔から伝わる郷土料理「ひきないり」について、「ひきな」とは「千切りにした大根」を意味する福島市あたりの方言で、その「ひきな」を炒めたものが「ひきないり」です。大根には胃腸の働きを助ける酵素も含まれていて体にうれしい野菜です。デザートは県内で採れたリンゴで作ったリンゴコンポートです。

研修部より「 たむら支援学校 校内研修 全体会を開催 」

児童生徒の学びを深める授業づくり~伝える力を培うために~

今年度は感染症対策のため、学部ごとに校内研修全体会を行いました。

昨年度の研修の成果と課題を生かして、児童生徒の「伝える力」を培うとともに、単元を通しての評価の在り方についての検討も深め、より良い「授業づくり」に焦点を当てて研修を進めていきたいと考えています。

R4現職教育研究 構想図.pdf

R4 授業づくりの流れ.pdf

「4月の特別メニュー」 保健部

 <4月14日(木) 入学お祝いメニュー>

献立:わかめごはん、花形豆腐ハンバーグ、菜の花和え、みそスープ、お祝いゼリー

 新入生や転入生の皆さんのために、入学お祝いメニューです。春のメニューということで、春が旬の菜の花やわかめを使ったり、春に咲く『桜の花』のイメージを取り入れたりしたメニューにしています。春限定のハンバーグなので、見た目も楽しむことができます。

 

 

 

 

 

 

 

<4月19日(火)食育の日 アメリカ料理メニュー>

献立:チキンガンボライス、アメリカンサラダ、コーンチャウダー、カレーパリッシュ

 毎月19日の食育の日に合わせて、特別メニューを実施しています。4月はアメリカ料理メニューです。チキンガンボライスは、チキンが『鶏肉』、ガンボが『オクラ』の意味で鶏肉とオクラを使った料理です。アメリカンサラダは、アメリカで生まれたとされるポテトチップスを使ったサラダです。コーンチャウダーは、アメリカの北東部にあるニューイングランド地方でよく食べられている料理で、とうもろこしの甘さを味わうことができます。

「 3月の特別メニュー 」保健部

3月15日(火)食育の日【減塩メニュー】

献立  ごはん、牛乳、さわらのおろしあん、根菜サラダ、飛鳥汁、アセロラゼリー

 

 本日は減塩メニューでした。給食では塩の量を減らすために、味付けの調味料が工夫されていました。おろしあんには、醤油よりも塩の量が少ないポン酢を使用し、サラダの味付けも塩の量の少ない、胡麻ドレッシングを使用していました。また、飛鳥汁はみその量を減らして、牛乳を入れてコクと旨味をプラスして美味しい減塩メニューとなっていました。

全校清掃

小学部と中学部では3月15日(火)に全校清掃を実施しました。

一年間使用した校舎内を力を合わせて隅々まできれいにしました。

それぞれの学部を巣立っていく小学部6年生、中学部3年生は、すがすがしい気持ちで卒業式を迎えるべく、自分たちの教室を心を込めて清掃しました。

  

  

 

「 学校保健委員会 」

 2月17日(木)に、学校保健委員会が開催されました。児童生徒の定期健康診断結果、新型コロナ感染症等対策、各種衛生検査結果等についての報告を行い、参加された委員の方々より、それぞれの立場からの御指導御助言をいただきました。

 また、児童生徒の「食育の指導」について話し合いも行いました。今後も児童生徒が健康で安全な学校生活を送ることができるよう、委員の皆様から頂いた御指導御助言をもとに取り組んでいきたいと思います。

 

「 2月の特別メーニュー 」 保健部

2月3日(木)【節分メニュー】

献 立  ごはん、牛乳、いわしのみぞれ煮、五目豆、白菜のみそ汁、福豆ミックス

 節分には、食べると良いと言われる食べ物が2つあります。1つ目は大豆です。節分の豆まきでは、悪いものは鬼と考えられているので「鬼は外、(つまり悪いものは外)、福は内」という掛け声で、豆をまきます。メニューでは、五目豆と福豆ミックスに大豆が使われています。2つ目はいわしです。いわしを焼いて食べると、焼くときに出る煙やにおいを嫌って、鬼が家に寄ってこないので、食べると良いとされています。メニューのいわしは骨までやわらかくなっているので、しっかり食べて元気に過ごしましょう。

2月17日(木) 食育の日【北京オリンピックメニュー】

献 立  ごはん、牛乳、八宝菜、かに焼売、中華スープ、杏仁フルーツ

 現在開催している北京オリンピックにちなんで、中国で生まれた料理や食材のメニューです。八宝菜は中国語で『パーパオツァイ』と言い、野菜や肉などたくさんの食材を使って作る料理です。この八宝菜をご飯の上にのせたものが『中華丼』で、中華丼は日本で生まれた食べ方です。焼売は、ひき肉とねぎやニンニクなどの食材を小麦粉の皮で包んで、蒸して作る料理です。デザートに使った杏仁豆腐は、杏という果物の種から作られますが、これは苦みが強いので、甘味や牛乳を加えて食べやすくしています。プルプルした触感を楽しんで食べましょう。

「 令和3年度 たむら支援学校 現職教育 全体報告会 」研修部

 2月7日(月)に「令和3年度 たむら支援学校 現職教育 全体報告会」を開催しました。

 今年度は「児童生徒の学びを深める授業づくり~「伝える力」を培うために~」というテーマで、9グループに分かれて研究を進めてきました。それぞれのグループで実践した研究授業の紹介と、グループごとにまとめた「伝える力(思考力・判断力・表現力等)についての成果と課題」を中心に報告を行いました。9つのグループで得た成果と課題を全教員で共有することができ、とても有意義な報告会になりました。今後の教育実践や校内研究につなげていきたいと思います。

 

「 1月の特別メニュー 」保健部

1月24日(月)全国学校給食週間【高等部3年生リクエストメニュー】

献立  キムチチャーハン 牛乳 豚肉の生姜焼き ほうれん草のおひたし みそ汁 チーズケーキ 

 

1月25日(火) 【北海道メニュー】

献立  わかめご飯 牛乳 鮭のチーズマヨ焼き じゃがいものおかか煮 どさんこ汁

 

1月26日(水) 【昔の給食メニュー】

献立  ソフト麺ミートソースがけ 牛乳 くじらカレーメンチカツ 甘酢和え みかん

 

1月27日(木) 【韓国料理メニュー】

献立  プルコギ丼 牛乳 チヂミ トックスープ フルーツゼリー

 

1月28日(金) 【インド料理メニュー】

献立  ナン 牛乳 タンドリーチキン ひよこ豆のサラダ バターチキンカレー ババロア

1月の特別メニュー

1月19日(水)食育の日【福島食材メニュー】

<献立>

ごはん     牛乳        川俣シャモ入りハンバーグ     みそ炒め けんちん汁   福島県産干しいも 

 福島県でとれた食材をたくさん使ったメニューです。ごはんは、田村市のひとめぼれというお米を使用し、牛乳は中通りの牛から搾乳されたものです。また、ハンバーグには、川俣シャモという鶏肉、デザートの干しいもは石川町で栽培されたさつまいもを加工したものです。

 けんちん汁は、ふくしま健康応援メニューです。これは県民の課題である、『野菜不足』と『塩のとりすぎ』を改善するメニューでカゴメ株式会社考案です。塩を抑えるために、ケチャップを使用し、たくさんの野菜がとれるようになっています。ケチャップは醤油やみそよりも塩分が少なく、トマトのうま味成分をプラスできるので、塩を抑える効果的な調味料です。

 

教務部防災係 「 令和3年度 不審者対応訓練 」

 1月11日(火)春山、石崎両校舎に於いて、教職員対象の不審者対応訓練を実施しました。本校の不審者対応マニュアルを再度確認し、校舎内に不審者が侵入した想定で、対応シミュレーションを行いました。連絡体制や役割等を確認することができました。常に危機管理の意識をもち、安全・安心できる学校を目指していきたいと思います。

 

研修部 「 たむら支援学校 校内研修 高等部グループ授業研究(その2) 」

 高等部グループ(その2)において授業の事前検討会、研究授業、事後検討会を行いました。事前検討会では、「クラスシート・プラン」、事後検討会ではグループに分かれ、本校で作成、使用している「クラスシート・チェック」をもとに話し合いを進めました。事前検討会や事後検討会の詳しい実施の様子については、過去の投稿をご覧ください。今回は、教科等を合わせた指導の中で取り扱う教科・内容の中で、「見方・考え方」を具体的にどのような解釈をし、しかけをつくって学習活動を進めたのかについて紹介しながら、校内研修の様子をお伝えします。

 

【単元名】 

  生活単元学習「卒業後について考えよう」~後期現場実習における実習を通して~

【取り扱う教科】

  職業科、国語科、情報科

【職業科の目標】 ※今回は取り扱った教科の中の「職業科」を取り上げて紹介します。

 (1)職業について関心をもち,将来の職業生活に係る基礎的な知識や技能を身に付けることができる。                            [知識及び技能]

 (2)将来の職業生活に必要な事柄について触れ,課題や解決策に気付き,実践し,学習したことを伝えるなど,課題を解決する力の基礎を身に付けることができる。

[思考・判断・表現等]

 (3)将来の職業生活の実現に向けて,生活を工夫しようとしている。

[学びに向かう力・人間性等]

 

各教科の内容 ※今回は職業科の目標の中で[思考・判断・表現等]を取り上げて紹介します。

 高等部職業科 C産業現場等における実習 

 1段階 イ 産業現場等における実習での自己の成長について考えたことを表現すること。

 


各教科の「見方・考え方」

 職業に係る事象を、将来の生き方等の視点で捉え、よりよい職業生活や社会生活を営むための工夫を行うこと。

各教科の「見方・考え方」の具体的な解釈

 産業現場等における実習を振り返り、自分に必要なことに気づき、日常生活の改善をはかること。

各教科の「見方・考え方」を働かせるためのしかけ

しかけ①

 なぜ仕事を行うのか、なぜ実習を行うのかを考えるために、これまでの実習を振り返る。

しかけ②

 出来たことや出来なかったこと、なぜ出来なかったのかなどをフローチャートに沿って気づかせるために、実習の写真を見て振り返る。

 

しかけ③

 出来なかったことをできるようにするために、フローチャートに沿って日常生活で気をつけることを考えて記入し、普段の生活に活かす。

フローチャート.pdf

(映像で振り返る様子) (フローチャートに自分で書き込んでいる様子) (教師とのやり取りをしながら、思考を深めていく様子)

【事後検討会から】

  実習を振り返りながら教師とのやり取りをする中で、出来たことや出来なかったこと、なぜ出来なかったかを自分の言葉で文章にして表現する生徒の姿を見ることができました。生徒自身が学んだことをこの授業の中だけではなく、実際の実習や日常生活の中にも生かすことができるように、今後も指導をしていきます。