各部より

「 たむら支援学校 校内研修 高等部類Ⅱグループ授業研究 」

 高等部は「進路実現につながる生徒の『伝える力』を培うための授業づくり」をテーマに、研修を行っています。 今回は発表場面で緊張のみられる生徒に対して、安定した気持ちで活動に取り組めるように 自立の視点に配慮した授業を設定しました。

 

【教科等名】 総合的な探求の時間

【単元名】  「修学旅行へ行こう」

【単元目標】 ※クラスシート参照

01 クラスシートプラン(高類Ⅱ総合).pdf

 

【本時の目標とそれに対する評価】

<目標>体験したことを整理し、USJのおすすめアトラクションや食事について、自分の言葉で表現することができる。 [思考力、判断力、表現力]

≪対象生徒の学びの姿≫前時に教師が引き出した言葉を、付箋の中から選んで書いていた。 思い出そうとする姿が見られた。

 

 

 

 

 

<目標>USJに関する学習に主体的に取り組み、自分の気持ちや考えを相手に分かるように伝えようとしている。 [主体的に学習に取り組む態度]

≪対象生徒の学びの姿≫自分で書いた文章をいつもよりすらすらと読んでいた。 声の大きさや速さも適切だった。 「てきをたおす」という文のあとに「ところが楽しかったです。」と自分の言葉を付け加えて発表していた。

 

【今後の課題等】

◎発問や問いかけの工夫が必要。 答えが限定しないように、本人の言葉が出るのを待つことが必要。

◎語彙は多い生徒なので、緊張しない状態で話すことができるように今後も経験を積み重ねる。

 

【自立の視点】

≪心理的安定・環境の把握・コミュニケーション≫

・間違えることに抵抗感があるようなので、「間違えてもいい」という安心できる環境を作っていく。

・自己肯定感を高めることができるように、具体的に褒めていく。

・「音声で話して文字に変換」や「記憶の保持のためにメモ機能を使う」等、ICTを活用し、得意なことを伸ばし、苦手なことを補えると良い。

 

 校内研修を通して、より質の高い授業実践を目指していきます。

 

保健部 「12月の特別メニュー紹介」

 <12月19日(月)食育の日 冬至献立> 

献立:ごはん、牛乳、さわらの西京焼き、かぼちゃのそぼろ煮、呉汁、ゆずゼリー

 冬至は中国から伝わった風習です。1年の中で太陽の出ている時間が最も短く、翌日から日が伸びるため、「太陽の力が弱まり、さらに太陽が生まれ変わる」と言われています。冬至は縁起がいい日とされ、中国では新しい年が始まる日として「餃子」を食べてお祝いするそうです。日本では、昔は今のように一年中作物が取れたわけではないので、冬を越すのがとても大変でした。そこでビタミンが多く含まれ風邪予防になるかぼちゃを食べることにより無病息災を願ったといわれています。今回はかぼちゃを使った「かぼちゃのそぼろ煮」を献立に取り入れました。かぼちゃを食べて寒い冬を乗り切って欲しいと思います。

 <12月21日(水)クリスマス献立> 

献立:ごはん 牛乳 クリスピーチキン、ハムマリネサラダ、ジュリアンスープ

クリスマスケーキ(チョコ)

 日本でのクリスマスは、明治時代にクリスマスの話や歌が少しずつ広がっていましたが、家庭で楽しむようになったのは昭和25年ごろからです。そして、今では日本人にとってなくてはならない年末のイベントとして私たちの生活に溶けこんでいます。クリスマスのディナーに、アメリカなどでは七面鳥の丸焼きを食べますが日本では手に入りにくいため、鶏肉が食べられるようになったといわれています。今回は、鶏肉料理としてクリスピーチキンを献立に取り入れました。また、日本でおなじみのクリスマスケーキは、ふんわりとした記事に生クリームを飾り付けたものですが、世界の伝統的なクリスマスケーキにはにはフランスのブッシュド・ノエルやドイツのシュトレンなどがあり見た目も様々です。

 

 

 

 

 

 

    食育の日 冬至献立       クリスマス献立

保健部 「11月の特別メニュー紹介」

<11月4日(金)和食メニュー> 

献立:五目豆ごはん、牛乳、さんまのみぞれ煮、小松菜のごま和え、はんぺんのすまし汁、抹茶ゼリー

 和食は、ご飯と汁物に主菜(肉や魚など)に和え物やお浸しなどの小さいおかず(副菜)が1~2品つくことを「一汁二菜」「一汁三菜」などといいます。これを合わせたものを「献立」といい、平安時代の終わりごろから現在に至るまで長く引き継がれてきました。この「一汁二菜」「一汁三菜」は、栄養バランスがとれる理想的な食事といわれています。日本人が長寿なのも和食は一役担っているといわれています。

 

<11月21日(月)食育の日 世界の料理 ドイツ・イタリア> 

献立:ジャーマンピラフ 牛乳 ひよこ豆のコロッケ マカロニサラダ

ミネストローネ かぼちゃプリン

 サッカーワールドカップにちなんだメニューです。ドイツのジャーマンピラフはソーセージを使った料理です。ドイツでは多くの種類の農作物を作るにはあまり適していない土地のため、ソーセージなどの保存食が良くたべられています。また、日本のプロサッカー選手も活躍しているイタリアの代表的な料理の「ミネストローネ」を取り入れました。ミネストローネは、イタリア語で「具だくさんのスープ」という意味です。大航海時代(15世紀から17世紀半)にコロンブスによってトマトがイタリアに持ち込まれてから、イタリアでピザやパスタなどトマトが多く料理に使われるようになったそうです。 

 

 

 

 

 

 

    和食メニュー      世界の料理 ドイツ・イタリア

 

「令和4年度PTA第2回学習会」開催(渉外部)

 11月25日(金)にPTA教養委員会主催の第2回学習会が開催されました。

 今回は、本校高等部卒業生の保護者である渡辺好子様をお迎えして、高等部までの学校生活や卒業後の生活に関わる、家族としての役割や心構えなどについて「先輩保護者さんの話を聞こう」という座談会形式でお話を伺いました。和やかな雰囲気の中で、参加した保護者さんから現時点での疑問や気がかりなことについての質問にヒントやアドバイスをいただいたり、高等部の保護者さんにも進路に関わる具体的な話を聞かせていただいたりすることができました。

 実体験を交えたわかりやすいお話を通して、子どもたちや寄り添う家族の未来の姿をイメージすることができる学習会となりました。

「 たむら支援学校 特別支援教育セミナー 」

 11月1日(火)に「令和4年度 たむら支援学校 特別支援教育セミナー」を開催し、茨城大学教授の新井英靖先生に御講演をいただきました。

「資質・能力を育む各教科の授業づくり~学習評価の充実に向けて~」の演題で、「『教科』の深い学び」や「学習評価の規準と基準をふまえた指導」、「授業づくりと学習評価の方法」などについて、新井先生の経験に基づいた具体例などを交えて御講演いただくとともに、事例について参加者同士で話し合ったりアイデアを出し合ったりする場もあり、有意義な研修会になりました。

「評価規準と評価基準について再確認できた。」「授業の中でどのような目標にしていくべきなのかはっきりした。」「子どもに考えさせる効果的な設問が子どもの実態に応じて必要になり、それが授業のポイントになることを学んだ。」等多くの感想が寄せられ、今後の子どもたちへの支援・指導に大いに参考となるものでした。

 今後の各教科の指導や評価の充実に向けて取り組んでいきたいと思います。